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★アトピー性皮膚炎の原因
アトピー性皮膚炎は自己免疫疾患の一つでⅠ型アレルギーに属します。アレルギー性鼻炎や気管支喘息と同じでIgE抗体を産生しやすい遺伝的要素を持ったアトピー体質の人が発症しやすいです。発症機序は本来なら害のない物質を異物と認識し自己の免疫反応が過剰に働くことで発生します。
★当院のアトピー性皮膚炎治療の特徴
➀五臓の働きを調整
アトピー性皮膚炎は肺気や肝気のいずれかの働きが変動していることが多いです。
肺気の働きの変動は陽気の発散を妨げ、肌に影響を与えます。
肝気の変動は瘀血を発生させ気血の流れを停滞させます。
当院の治療ではこれらの臓の働きを正常にし、体質を改善するとともにアトピー性皮膚炎を改善、軽減していきます。
➁お灸
アトピー性皮膚炎の周りの重要なツボに線香灸といって少し熱めのお灸をすえます。
アトピー性皮膚炎周囲の誤作動を起こしている自己の免疫細胞に対して正常な働きを促す効果があります。
➂気血の流れを調整
身体には14本の経絡があり、この経絡の中を「気血」が流れています。この経絡に変動があると「気血」の流れが停滞し皮膚に異常を発生させます。
経絡の変動を整えることでアトピー性皮膚炎の改善を目指します。
★アトピー性皮膚炎治療についてのお願い
アトピー性皮膚炎の治療はきちんとした治療を根気強く行うことが肝要です。
自己免疫性疾患という難治性の高い病いの為、治療は最低でも週に2回は必要となってきます。数回の治療や短期間での治療でどうにかなるものではありませんので、その点をご理解お願い致します。
しかし、きちんと治療を続ければ必ず治癒の方向に向かいます。
特に全身性の重度のアトピー性皮膚炎は長期間の治療が必要となりますが、それでも必ず良い方向に向かいます。
鍼灸治療で大切なことは、回数を重ねることによって治療効果を積み上げて行くことです。
効果が積み上がれば、治療の成果が確実に出てきます。
結果、自然治癒力が高まりアトピー性皮膚炎の進行を抑え、体質を変え、最終的にはアトピー性皮膚炎の症状を改善し治癒につながるものとご理解をお願い致します。
患者さんにおかれましては、何のために鍼灸治療をするのかを、鍼灸治療の目的は何なのかをご自身がしっかりと理解して治療に臨んで頂けたらと思います。
※真剣に治療に向き合えない方や数回程度の治療で効果を求める方は、治しようがありませんのでご遠慮ください。