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経絡治療学会における夏期大学研修の4回の修了書

及び同学会における関東支部の3年間研修の修了証書

経絡の経は「縦」を意味し、絡は「まとう」という意味があります。

つまり経絡は全身を循行し五臓六腑と繋がり生命活動の根幹を成していると考えます。

経絡を流れるものは「気と血」であり、この「気血」の活動を体表に反映するものとして経穴(ツボ)が考えられています。人は時として様々な要因が加わることでこの「気血」に過不足が生じます。

これが経絡の変動となって、結果、体調を崩し色々な疾病を引き起こすと考えます。

 

経絡治療はこのようにすべての疾病を「経絡」の変動として捉え、その変動を鍼と灸を用いて治療することで、疾病を改善へと導く伝統的な鍼灸医術です。

 

その診察方法は「問診」の後に「経絡」の変動を探る為の「脈診」という両手首の脈から探る方法、「腹診」という腹部の状態から探る方法、「撮診」という経絡をつまんで探る方法など古典的な診察方法を駆使して診察します。

そして具体的な治療方法は局所や痛みの箇所だけに鍼灸を施すのではなく、病体全体を整えることが大切ですので変動した経絡に応じた手足の数ヵ所の経穴を重要視して全体治療を施すことを特徴とします。 

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