当院には自律神経失調症で日常生活に支障をきたしている多くの患者さんが治療に来られています。

 

 

★自律神経失調症の症状

 

精神症状…

不安感、緊張、イライラ、不眠、人間不信、情緒不安定、抑うつ気分など。

 

身体症状…

全身倦怠、めまい、片頭痛、動悸、血圧の上下、下痢、便秘、発汗、のぼせ、ふるえ、肩こり、吐き気、食欲不振、胃炎、胃もたれ、胸痛、息切れ、耳鳴り、口内の乾き、味覚異常、のどの中の異物感(飲み込みづらい感じ)、冷え、しびれ、肩や首の慢性的なコリなど。

 

これらの多彩な症状のうちいくつかが現れるのが自律神経失調症です。病院でいろいろ検査をしてもどこにも異常が見つからない、でも実際つらい症状があるというのが特徴です。

 

そこで自律神経失調症で悩んでいる方は、次々と別の病院で診てもらうというドクターショッピングを繰り返すことがよくあります。

 

しかし、色々な病院で診てもらうたびに、先生から言われた言葉が逆に気になってしまい、余計に、疲労感や体調不良などの症状を強くしてしまうことも多いです。

これも自律神経失調症の患者さんの特徴だと言って良いと思います。

 

 

★自律神経失調症の原因

 

日常生活における習慣的なストレスや現代人に多い夜更かしなど、また更年期から発生するホルモンバランスの乱れなどであり、これらが自律神経の過度な興奮や脳の疲労を起こし、自律神経失調症を発症させてしまいます。

 

鍼灸治療は自律神経の不調を整えて正常に戻す働きがあり、自律神経失調からくる症状をゆっくりと改善していきます。

 

 

★当院の自律神経失調症治療の特徴

 

➀自律神経を崩している方の多くは自律神経の一つである交感神経が過度に興奮しやすくなっている傾向があります。この場合、刺激過多な治療法では交感神経を更に興奮させ悪化を招くこともあります。

当院のはり灸治療は古典鍼灸医学に基づき、大変浅く刺す治療法です。交感神経の興奮を抑え、もう一つの副交感神経を高める効果があります。

 

 

➁身体には14本の経絡があり、この経絡の中を「気血」が流れています。この「気血」の流れに変動があると自律神経のバランスが乱れたり、自己免疫力の低下やホルモンバランスの不調などを起こします。

経絡の変動を整えることが自律神経の失調を改善することにつながると考えています。

 

 

➂鍼灸医学では「五臓」の働きを重要視します。

「五臓」とは、「肝・心・脾・肺・腎」であり、いづれかの働きが低下すると経絡の変動に波及し、自律神経失調などを発症します。

どの臓が低下しているのかをしっかり見極めて、治療することが大切であると考えています。

 

 

➃当院では自律神経失調症の検査として、簡易的シュロング起立試験や皮膚紋画症試験を行い、実際に自律神経が乱れているかを確認します。

★自律神経失調症治療における留意点

自律神経失調症の治療はきちんとした治療を根気強く行うことが肝要です。数回の治療でどうにかなるものではありません。

しかし、きちんと治療を続ければ必ず治る病いです。

たとえ日常生活に支障が出るほど重症な自律神経失調症だとしても、長期間の治療を必要としますがそれでも必ず治ります。

あきらめないことが肝心です。

 

鍼灸治療は回数を重ねることによって効果を発揮します。

結果、自律神経が徐々に整い、症状が治るということをご理解ください。