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★顔面神経麻痺の症状
ある日突然、顔面片側の筋肉が麻痺して動かなくなり、額のしわが消失し、鼻唇溝(ほうれい線)が浅くなり、唇がへの字に下がる症状が出ます。
他には味覚障害、聴覚過敏、涙の減少、発作時流涙(食事や会話時に涙が出る)、兎眼(瞼が閉じられないため目が充血)、唾液の分泌の減少などが出る場合もあります。時にピリピリする痛みも伴います。
★顔面神経麻痺の原因
明確な原因は不明なところが多いですが、主に寒冷暴露や帯状疱疹ウイルス、ストレスなどが考えられています。
★当院の顔面神経麻痺治療の特徴
➀五臓の働きを調整
顔面神経麻痺は腎や肝、特に肝の気の働きが低下していることが多いです。肝は寒冷の元である風邪や筋肉と関連性が高いことからも、肝気の変動が顔面神経麻痺を誘発させることに少なからず繋がっています。
そこで当院の治療では肝気の働きを正常にし、自然治癒力を高めて顔面麻痺の数々の症状を治癒していきます。
②気血の流れを調整
身体には14本の経絡があり、この経絡の中を「気血」が流れています。顔面周囲を流れる経絡に変動があると「気血」の流れが停滞し麻痺や痛みを発生させます。
そこで身体の経絡の変動を整えることで顔面神経麻痺の改善をはかります。
★顔面神経麻痺治療における留意点
顔面神経麻痺の鍼灸治療は発症から早ければ早いほど治りも良いです。しかしながら顔面神経麻痺になった患者さんはまずは病院へ行かれてステロイドなどの投薬治療をされると思います。しかし投薬治療では限界があり症状が残ったまま治療終了になるケースが多いです。
その時点から鍼灸治療を見つけて来院されるわけですので発症から数か月の期間が経過していることが多々あります。
正直、数か月経過していますと難治性が高まりますが、それでもきちんと治療を重ねれば必ず治癒、改善致します。
ただし、数回の治療や短期間での治療でどうにかなるものではありません。
治療は最低、週に2回は必要となってきます。
しかし、きちんと治療を続ければ必ず顔面神経麻痺は治ります。
あきらめないことが肝心です。
鍼灸治療で大切なことは、回数を重ねることによって治療効果を積み上げて行くことです。
効果が積み上がれば、治療の成果が確実に出てきます。
結果、自然治癒力が高まり顔面神経麻痺の症状を改善し治癒につながるものとご理解ください。
患者さんにおかれましては、何のために鍼灸治療をするのかを、鍼灸治療の目的は何なのかをご自身がしっかりと理解して治療に臨んでください。
※真剣に治療に向き合えない方や数回程度の治療で効果を求める根気の無い方は、治しようがありませんのでご遠慮ください。